自分自身で針を回し、トキを再認識する時計
通勤の朝と退社後の夜、締切前と直後—同じ1分でも、体感はまったく違う。
では時計の針は、いつも線形に時を刻むべきだろうか。

この時計は電池もゼンマイもなく、自分で分針を回して時間を刻む。空腹や傾いた日の光、没頭していた感覚が「いま何時か」を決める。20時が3時間続いてもいい。文字盤をなくし、透明なアクリルギヤの簡素な機構で、曖昧さを肯定する“体感時間”を可視化する。それぞれが刻んだ時刻を他者と共有することで、互いの時間感覚の違いが浮かび上がる。

Rendering :
Shiotsuki Takuya
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2024

