既存の靴にアタッチメントとして取り付けられるヒール
シークレットブーツは、身長を補うための道具でありながら、その機能は靴の内側に隠されてきた。
そこには、身体を補正したいという欲望と、それを知られたくないという意識が同時に存在している。
本作は、その隠された高さを靴の外側へと引き出し、構造そのものを装飾として見せるアタッチメントである。
細いフレームによって構成されたヒールは、既存の革靴に取り付けられ、従来のヒールとは異なる、軽やかで構築的な存在感を与える。

地面に接する部分には不規則なパターンが刻まれ、歩くたびにその痕跡が周囲へと残されていく。
隠されていたコンプレックスは、もはや秘められるものではなく、個人の意思やスタイルとして社会に刻まれていく。
Rendering :
Shiotsuki Takuya
Photo :
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Partner :
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Award :
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2024

