卓上3Dプリンタと流通規格材による、分解可能なローポリチェア
卓上3Dプリンタで出力した接合部材と、一般に流通する規格材を組み合わせることで構成したチェア。
3Dプリンタによる家具制作では、大型の造形機や特殊な設備が必要とされることが多い。一方で本作では、家庭用・卓上サイズの3Dプリンタで出力可能な小さなパーツを、脚部や座面を接続するためのジョイントとして用いることで、家具スケールの構造体へと展開している。

座面はローポリゴン状の面によって構成され、デジタルモデリング特有の幾何学的な表情をそのまま形態として現している。複数の平面が折り重なるような形状は、樹脂の軽さを視覚的に抑えながら、陰影によって彫刻的な存在感を生み出す。

脚部には丸棒や金属パイプなどの流通規格材を用い、3Dプリントされた接合部材によってそれらを固定する。素材や色、脚の構成を変えることで、同一の設計原理から複数のバリエーションを展開できる点も特徴である。


デジタルデータ、小型造形機、既製の規格材。
本作は、それらを組み合わせることで、特殊な工場設備に依存しない家具制作の可能性を探るプロトタイプである。
Rendering :
-
Photo :
Shiotsuki Takuya
Partner :
-
Award :
-
2024

