触れることを、誰かとのつながりを感じる行為へ
触れた痕跡が蓄積し、美しい表情へと育っていくドアハンドル。
摩耗を単なる劣化ではなく、時間や記憶、つながりを可視化する現象として捉え直した。
このドアハンドルは、人が触れることで黒い表層がほどけ、下層の真鍮が現れてくる。
その変化は、使い手の癖や高さ、触れ方の違いを受け止めながら、唯一無二の表情として育っていく。
触れることを通して、過去に触れた人々の存在が次に触れる人へと受け渡されていく。

絡み合い、流れ、広がっていく無数の線。
一本一本は異なる軌跡を持ちながら、重なり、束になり、またほどけていく。
人と人とのつながりと、積み重なる時間を表現している。


3DCGによってプロシージャルに模様検討。塗装が剝がれて広がっていく様子もビジュアル化しながら検証。

Rendering :
Shiotsuki Takuya
Photo :
-
Partner :
-
Award :
-
2026

