繭をモチーフとした、人や街をやさしく包み込む自律運転バス
自動運転バスを自律するひとつの生命として、周囲が見守っていくような社会を望みます。
外装には繭のように包まれる凹凸パターンが刻まれています。そして、外装に組み込まれたLEDモジュールにより、外装の凹凸を拡張するような照明演出を実現します。発光パターンは周囲の状況や車両の挙動に応じて変化し、生命を感じさせます。

糸パターンの発光が「車両が自律的に動作している」ことを直感的に伝え、歩行者や他車に安心感を与えます。光の変化は周囲の注意喚起にもなり、煽り運転や無理な追い越しの抑制にも寄与します。ヘッドライト・リアライトも繭パターンと一体化しており、従来の車の「目つき」のような威圧感がなく、優しい存在感を演出します。

人が近づくと、まるで生き物のように、その方向に光が集まり、歓迎や安全の意思表示を演出します。
このモビリティが向かう場所や時間帯によって、演出は常に変化し続けます。
社会的受容性への貢献とともに、車内空間には新たな体験を提供します。



Rendering :
Shiotsuki Takuya
Photo :
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Partners :
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2025
