竹中工務店静岡営業所の屋外サインがSDA賞(日本サインデザイン賞)銅賞に選ばれました。本作は3Dプリンタを活用した先進的な取り組みでした。

そして先日、九段会館テラスにて授賞式がありました。



このサインについては、トポロジー最適化によって得られた形態をヒントに意匠を考えていきました。

意匠は初めにスケッチを描き、スケッチを下書きにBlenderでモデリング・レンダリングしました。当初はもう少しスリムなカタチでした。

Blenderで意匠の方向性が固まった段階で、Rhinocerosにメッシュとして読み込み、サーフェスモデルへ変換しました。メッシュモデルからサーフェスモデルへの変換についてはこちらから。
3DプリントはアメリカのBranch Technologyで行っていただきました。炭素繊維強化プラスチックを用いた立体メッシュ状のプリントがサポート材なしで可能です。

Rhinocerosのサーフェスモデルを共有しながら、Branch Technologyからフィードバックをもらい、形を修正した後、アメリカでプリントして頂きました。

プリント後、遠隔で検査を行い、アメリカから現場に輸送されました。

外構に設置し、切り文字や照明を設置しました。
最後に現場の設置状況や竣工状況を撮影しました。今回のSDA賞の応募資料の中にも撮影した動画を添付しました。

本作については、CGWORLDでも紹介して頂いています。宜しければ合わせてご覧になってください。