外装面の平面化について
メッシュモデリングでデザインを検討していると、ついつい歪んだ面を作成してしまいます。しかし実際の建築物において、曲面形状に対応する外装材は高価になりがちです。低コストで外装を構成するためには、外装面の平面化が一つの手法となります。
曲面を除いた平面同士で構成されるデザインを検討する場合、一度検討したモデルが平面のみで構成されているか確認し、平面ではない歪んだ面については、平面化する必要があります。
歪みを確認する
Blenderでは、Editモード時の表示設定で面の歪みを確認できます。
Mesh Analysisにチェックを入れ、TypeをDistortionへ変更します。
より歪んだ面は赤く、平面に近い面は青く表示されます。閾値はTypeの下の数値によって任意の値に変更できます。
平面化する
Make Plannar Facesで歪みを自動で修正(平面化)できます。
ほとんどの面が青になりました。
iteration:計算の反復回数。増やすと、より完全な平面に近づきます。
歪みの許容度は実際に使用する素材によって異なりますので、専門業者にヒアリングしながら検討する必要があります。
Mesh Analysisに関しては下記に詳細な情報が載っていますので、是非ご参照ください。。