氷河のような透明な地形をモチーフに、再生樹脂によって成形したトレイ
大きく接地する器ではなく、浮遊感のある支持によって、樹脂を透過した光がコースティクスとして周囲に映り込む。

形態はCGと3Dプリントによって設計される一方で、シリコンの粘性、加熱時の流動、内部に残る空隙など、工程の中で生じる予測しきれない変化をそのまま受け入れている。

一度液体だった水が氷河へと変わるように、再生された樹脂もまた、熱を経て再び形を得る。その過程では、すべてを制御するのではなく、自然に寄せ、部分的に委ねることで、設計された形の中に素材自身の表情が残される。
そこに生まれるのは、大量生産品の均質さではなく、再生材ならではの揺らぎを含んだ透明性である。人工的に成形された物体でありながら、自然現象のように立ち現れる。

Rendering :
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Photo :
Shiotsuki Takuya
Partner :
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Award :
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2026

