積算について
建築のスタディ用のモデルを作成していると、仕上面積や空間の気積を求められることがあります。矩形の空間であれば、設計者や積算担当が手計算でも算出できます。しかし、複雑な多面体のような空間においては、モデラー側が必要情報を算出する必要があります。
Blenderの積算ツール
スザンヌの体積や表面積を算出してみます。
「3D-Print Toolbox Addon」を活用します。
Blenderにデフォルトで搭載されている「3D-Print Toolbox」を有効にします。
サイドバーに表示されました。見つからない場合は、メッシュオブジェクトを選択してアクティブにしてみると、表示されることがあります。
パネルを開いてみるとこのように表示されます。
Volumeをクリックすると、容積が算出されます。
Areaをクリックすると、表面積が算出されます。
今回は省略しますが、Grasshopperなどの他ソフトを使って検算してみるのもいいと思います。
このようにBlenderでは、簡単に容積や表面積を算出することができます。
今回は3Dプリントするわけではないので、他の項目は参照しませんが、このAddonには実際にプリントするときに便利な機能がたくさん備わっています。
実際にプリントしたものも載せておきます。ちょっとお肌がガサガサですね(笑)。