
大型3Dプリンタで製作する家具『SUIGEN』の中から、カウンター・ダイニングチェアの『CASCADE』、『DROP』を初めて展示しました!

今回はCASCADEをプロジェクターで照射しながら展示してみました。瀧や新緑の映像を流し、時間帯によって異なる表情が楽しめるように試みました。


透明樹脂を使ったこの作品は、照明や周囲のインテリアを反射・屈折することで、より一層煌めいて見えます。


照明器具『DROP』も合わせて展示しました。

SUIGENの作品に合わせて、ウォーターサーバーボトル再利用プロジェクト『Unearthed Light』も展示しました。

『Unearthed Light』は、ありふれた手段で、身近な中に「すでにあった輝き」を引出す試みです。

ウォーターサーバーのリサイクル材を、ケーキの型とオーブンという日常的な道具で、粒感を残しながら溶かして板状に成形しています。アルミホイルの上にタイリングすることで、透過光と反射光が交差し、完全に溶けきらない青い粒にさらなる煌めきを与えます。

高価な装置や特別な技術、特殊な材料に頼らず、家庭にあるもので簡単に再現できることを大切にしました。収入の大小や設備の有無に関わらず、多くの人が環境問題に触れるきっかけになることを願っています。

ランプシェードとしても展示しました。

僅かに発泡した粒が輝いて見えます。

ネタ枠として、以前3Dプリントで作成した私の上腕骨の骨折模型を展示しました(笑)。
本モデルは、CTデータより三次元再構築し、光造形方式の3Dプリンタにより造形したものです。骨折部位の様子を視覚的に理解でき、医療教育、術前説明、患者自身の記録など多様な応用可能性を示しています。将来的には、個別の解剖データを活用したパーソナライズド・メディカルツールの開発や、医療コミュニケーションの質向上にも貢献できると考えています。
腕相撲はやらないほうがいいと思います。

SUIGENの作品は、今年10月末頃にまた展示する予定です。また実物を見に来ていただけたら嬉しいです!